これは今朝の新聞で読んだ神戸の被災者の方の言葉です。
山田洋次監督が神戸の震災のあとで、同地を舞台に「フーテンの寅さん」の映画を撮影することになったものの、ずいぶんと迷われていたそうです。
その時に長田区の被災者の方に「寅さんはそんな人だから良いのだ」と言われたのだそうです。
寅さんはもういないし、まだまだ安全が保証されていませんので、
そういう人の出番はもう少し先かもしれません。
寂しいときや悲しいときに、孤独なさすらい人のユーモアがこころにしみます。
実は私、寅さん映画が好きです。特に太地喜和子演じる芸者ぼたんさんが。
ところで、「裏まさり」という言葉をご存知ですか。
羽織ものなどの裏地に表地では派手で着られない色や模様の布を持ってくることなのです。
寅さんのあの一見地味なジャケットの裏地はとってもおしゃれな柄模様なのだそうです。