金曜日, 3月 25, 2011

十分なお別れができない方へ

 被災地では大切な人とのお別れが十分にできないことを悔やんだり、現実を受け入れられない状態にある方がいらっしゃいます。
 時間がたつにつれ寂しさ・悲しみ、時には腹立ちや落ち込みにとらわれることがあります。
気持ちを周囲の人に話したり、絵や文章で表すなどして、
堂々巡りをできるだけ少なくとどめられますように。
 大切な人をなくされた方々の安全が確保され、十分に悲しみ、そしてお別れができますように。
 静かにお別れをする時が大事であることを理解する方がその方に寄り添ってくださいますように。
 傷を負いやすい大切な時間に土足で踏み込むようなことをしませんように。


 
 

月曜日, 3月 21, 2011

一緒に泣いてくれて、ちょっと面白いことをいってくれる人

 これは今朝の新聞で読んだ神戸の被災者の方の言葉です。

 山田洋次監督が神戸の震災のあとで、同地を舞台に「フーテンの寅さん」の映画を撮影することになったものの、ずいぶんと迷われていたそうです。
その時に長田区の被災者の方に「寅さんはそんな人だから良いのだ」と言われたのだそうです。
 
 寅さんはもういないし、まだまだ安全が保証されていませんので、
そういう人の出番はもう少し先かもしれません。
 
 寂しいときや悲しいときに、孤独なさすらい人のユーモアがこころにしみます。

 実は私、寅さん映画が好きです。特に太地喜和子演じる芸者ぼたんさんが。
 
ところで、「裏まさり」という言葉をご存知ですか。
羽織ものなどの裏地に表地では派手で着られない色や模様の布を持ってくることなのです。
寅さんのあの一見地味なジャケットの裏地はとってもおしゃれな柄模様なのだそうです。

震災による被害にあわれた皆様に

お見舞い申し上げます。