日曜日, 2月 10, 2008

8日はたくさん雪が降りましたね


 8日土曜日
診察をいつものように続けていると
事務のリーダーMさんが「すっごい雪だよ!北海道!」(おそらくまるで北海道のようだ、懐かしいでしょうという意味だと思います)と教えてくれました。
おお!確かに窓外はまぶしい白に覆われた風景。
美しいけれど、スタッドレスをはいてきていない来院患者・職員の皆さんの帰り道が気になります。

 私はと言えば、あちこちに寄り道しながら、歩いて帰りました。
途中、名古屋大学から栄行きのはずの市バスが大学から徒歩2分の坂道で止まっているのを見かけたり、「スタッドレスはいてるよ!」とばかりに爆走する車に驚かされたりしながら楽しく歩きました。
スニーカーでも歩けるものですね。
坂道はその昔子供のころに叩き込まれた八の字歩行でクリアしました。
一回もスリップせず無事家にたどりつけました。

 ここでいう八の字歩行とは、、、オリンピックのスキー(ノルディック)ですごい勢いで八の字にスキーを開いてコース内の坂を上っていくあれです。あれをスキーをはかずにやったわけです。
滑らずに坂を登ることができますよ!
滅多に雪が降らない名古屋ではあまり役に立つ知識じゃありませんね★
そして内腿が筋肉痛になります。

 私は北海道育ちですので、
子供のころリフトもないその辺の雪山でスキー学習の第一歩を踏みました。
結構な斜面を延々これ・または横向きにエッジをきかせて登るのです。
滑るのは一瞬でほとんど登り続けたものです。
少し大きくなるとリフトで登りましたが、学校のスキー授業というのは
たいていはビュービュー寒風吹きすさぶ観光客の来ないスキー場で行われます。
当然リフト上はべらぼうに寒く、さらに、下手くそなのに「世界大会で女子の回転に使ったコース」なんていうのを泣きながら滑るのです。スキー脱いで歩いて帰りたいけれどそんなことをしたらコースに穴があきますし(大問題になります!)、斜度を考えると下まで転がり落ちること間違いなしです。当然斜面はがっりがりに凍っていますから。
スキーが楽しいものだと知ったのは20歳を超えてからでした。
「スキーは楽しい」と主張する本州出身の友人に教えてもらい、はじめて観光客の訪れるスキー場にいったのです。某プリンス系「北の国から」で有名なあの町にあるスキー場です。
そこでは楽しげな音楽が流れ、コースは「え?いいの?こんななだらかなとこほんとにスキーで滑るの?」というものでこぶもない。リフトだって二人乗りだったりすごく低い所を上って行くから、ちっとも寒くないし怖くない!
目から鱗が落ちました。
こんなに楽しいものだったんだ~、と思ったもののすでにスキーが嫌いになっていたので、その後もスキーを好きになることはなく、私のスキー歴は終わりました。

久々に雪とたわむれて思いのほか楽しく、何かウィンタースポーツを続けていればよかったなとちょっぴり残念に思い、ついこんなつまらない私のスキー体験を書いてしまいました。お粗末様でした。